テクノロジー Q&A
Q 植物工場とはどういうものですか
植物工場とは野菜や苗を中心とした作物を施設内で光、温湿度、二酸化炭素濃度、培養液などの環境条件を人工的に制御し、季節に関係なく自動的に連続生産するシステムをいいます。植物工場には太陽光利用型と完全制御型がありますが、ほとんどの植物工場で制御しやすい水耕栽培を使っています。どのような作物に対しても完全無農薬で栽培できるのは完全制御型のみです。
Q 栽培のための光源にはどのようなものがありますか
完全制御型植物工場の人工光源としては、これまで高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ、蛍光灯、LEDなどが使われてきました。数年前までは発光効率の高さから高圧ナトリウムランプが主流でしたが、最近では光に熱放射が少ない、したがって多段栽培ができる蛍光灯とLEDが注目されています。一方、太陽光利用型植物工場の補光にはもっぱら高圧ナトリウムランプが使われています。
Q 植物工場のもっとも大きな課題と特徴は何ですか
コスト、とくに償却費低減のために全体を安価につくることが大切です。
また、無農薬、清潔のみならず、おいしくて機能性の高い野菜づくりです。
Q (財)社会開発研究センターと(株)植物工場開発の違いは何ですか
財団法人では、基本的なコンサルティングまでと、受託研究などを行います。
実際の植物工場建設のお手伝いは、(株)植物工場開発が行います。